ベトナム食品事業を始めた理由Vietnam food service

ベトナム食品事業を始めた理由

きっかけは、自社のベトナム人実習生の一言。

なぜアイ・エス・シー工業株式会社がベトナム調味料を輸入し始め、ベトナム食品事業を始めたのか。そんなお話をしようと思います。

弊社は、板金の仕事で主にエアコンの室外機を置く台を作っています。一見ベトナム食品事業とは縁遠いように思われますが、板金の仕事で50年近くの歴史がある弊社には、ベトナム人実習生が働いてくれています。弊社で働くベトナム人実習生は皆とても真面目で優しく、弊社は日々仕事をお任せする中で、皆のことを家族のように思っています。

ベトナム食品事業を始めた理由

ベトナムの方には、
日本食は薄味で口に合わない。

ある日、年齢も近くてよくベトナム人実習生たちと話をする専務(現在の社長)の耳に、ベトナム人実習生のこんな声が届きました。「ベトナム人にとって日本食は、薄味で口に合わない。」「3年間の実習で日本に来て、ベトナム料理が食べたいけど調味料を買うところがない。」と。

専務は、「毎日懸命に働いてくれているのに、日々の食事に楽しみがなければ辛いだろう。他にも日本の食事で困っているベトナム人の方は多いはず。」と考え、それなら会社で輸入してみよう。となりました。

日本で暮らすベトナム人の「豊かな生活を支える」ために。

ベトナム食品の輸入事業は、チリソース、ヌクマム、ラーメン、フォー、醬油等の5種類程からスタートしました。その後間もなく専務が代替わりで3代目社長になり、会社も新しいカラーに変わっていきました。自社のベトナム人実習生をきっかけにスタートしたベトナム食品輸入事業も軌道に乗り、現在は多様なラインナップを揃えられるようにもなりました。新しい事業を始めた頃は、予想外で戸惑うことや悩む事も多かったのですが、既存の板金の事業と、ベトナム食品・調味料の輸入販売事業の二足の草鞋で、毎日忙しく会社は回っています。
きっかけは自社のベトナム人実習生の毎日の食事を支えることからでしたが、今では、日本で働くベトナム人の「豊かな生活を支える」ために、また、ベトナムの食事を日本の方にも身近に食べていただけるように、ベトナム食品・調味料の輸入事業を通し、弊社も成長を続けていきたいと思います。